風俗と言えば、ホテルや自宅で性的なことをすると考えがち。ですが女性用風俗の場合、プレイはもちろんのこと、それ以外のことも幅広く要望されることが多いです。
今回は女性用風俗でよくあるコースと、それぞれどんなことをするかを調べてみました! また、元女性用風俗店長の筆者が考える、それぞれのコースでリピートがとれているセラピストの行動もあわせてご紹介。ぜひ参考にしてみてくださいね!
女性用風俗って何ができるの?
そもそも女性用風俗ではどんなことができるのでしょうか。
基本的なサービス内容は、ホテルで二人きりで、指圧やオイルマッサージ、性感マッサージなどを行うというものです。ただ、コース時間内であれば、ホテルの外でデートをしたり食事をしたりすることも可能。あらゆる要望に対応しているので、風俗というよりも「時間に応じてセラピストをレンタルするサービス」とも言えるかもしれません。
ホストだと店外デートやアフターには給与は発生せず、しかも男性側の支払いになることが多いですが、女性用風俗だとデートやアフターをしたい場合にも、その時間分の予約が必要になります。もちろん支払いは利用客側です。
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女性用風俗の一般的なコース
定番は120分コース
多くのお店でオススメだったり定番コースとされているのが、120分コース。研修も120分コースでのエスコートの仕方をベースにして教えているお店が多いでしょう。
お客さんの支払い予算はコース料金が2万円程度で、ホテル代がかかる場合はお客さん負担となります。新人の頃はこの120分コースを問題なくエスコートできるようになることがひとつの目標でもあります。
120分コースの過ごし方
120分コースはホテルでの性感マッサージがメインになるので、多くはこのような流れで過ごします。
待ち合わせ場所でお客さんと合流し、ホテルへ向かう。
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ホテルに入ったらカウンセリングを行う。
↓
一緒に、または別々でシャワーを浴びる。
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指圧、オイルマッサージ、性感マッサージなどベッドでのプレイ。
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シャワーを浴びて、退室。
お店によってはタイマーをスタートするタイミングや、カウンセリングの内容が異なりますが、ほとんどの女性用風俗はこの流れに基づいてサービスが提供されます。
リピートのためにセラピストがおさえるべきポイント
まず新人の場合、120分コースの時間配分の感覚をつかむのが第一のポイントです。よくありがちなのが、マッサージの時間が長すぎる、短すぎる、ということ。また、会話を切り上げるポイントが難しいという新人セラピストも多く、カウンセリングで長く話し過ぎてプレイの時間が短くなり、不満につながるということも。
最初の頃は見える位置に時計を置いて時間を確認したり、手順通りを意識することで時間配分に慣れることを心がけましょう。
次に意識したいのが、ホテルでの道具のセットや挨拶などの基本的なエスコート。特に2回、3回と会ったところで手を抜いてしまうセラピストが多いです。手抜きと思われることが一番お客さんが“切れる”要素につながるので、120分という短い時間だからこそ、基本に忠実を心がけましょう。
120分コースでは女性用風俗が初めての方、そのお店の利用が初めての方も多くいます。最初の1回が良い思い出になれば、その後リピートや育てもしやすいです。120分コースの案内が得意になれば自然とリピートは増えていきます!
慣れてきたら150分コース
女性用風俗は30分単位での延長やコース設定が多く、120分コースでは物足りない、もっとセラピストと過ごしたいというお客さんが次に利用するのが150分コースという場合が多いです。セラピスト側も、慣れてきたら少しずつ長めのコース提案をしていくことで、客単価を上げられます。
150分コースの過ごし方
基本的な過ごし方は120分コースと同じで、合流してホテルに入って、プレイ、そして解散となります。120分より長いとはいえ、デートをしたり買い物をするには30分は短く、60分のデートをして90分のプレイとなるとプレイが物足りなく感じるため、デートをしたい人には180分以上のコースをおすすめするのが良いでしょう。
では120分と150分コースの違いはどこにあるのでしょうか。お客さんの声を聞くと、「ゆったり過ごしたいから」という意見が多いです。なので、お話の時間やお風呂の時間を長めにとると良いでしょう。このあたりは、プレイに入る前のカウンセリングで聞いたり、事前にDMのやり取りができるようであれば、希望を聞いてみるのが〇。
リピートのためにセラピストがおさえるべきポイント
お客さんとしては120分コースよりも5,000円程度高いお金を払うことになるので、より満足度が高いサービスにできているかが大事になってきます。プレイ内容の充実=お客様の満足度にもつながるので、たとえばお話やお風呂の時間を長くとったとしても、プレイ時間が120分コースのときよりも短くならないように心がけたいところ。
もし可能なら、120分用の技、150分以上のコース用の技などわけておくと、プレイでも差別化できて良いかもしれません。
リピートには180分コース
150分の次に長いコースとして、180分コースがあります。180分になるとお客さんの支払い金額は3~4万円程度になるので、初めての方がいきなり利用するということはあまり多くないかもしれません。自分のリピート客であったり、女性用風俗に慣れていて180分コースが好きというお客さんである場合が考えられます。
180分コースの過ごし方
180分以上のコースになってくると、プレイはもちろん、+αの部分が重要になってきます。例えばホテルに入る前に食事をしたり、ホテルの中でもお話をしたりお酒を飲む時間ができてきます。その+αの時間で、いかに相手に好印象を与えられるか、また、悪い印象を与えないかで利用の満足度が変わってきます。
リピートのためにセラピストがおさえるべきポイント
プレイ以外でのセラピストの素質が試されるのがロングコースのポイント。いかに相手の要求をしっかりくみ取り、相手の心を満たせるかがカギになってきます。カウンセリングや事前のDMでのやりとりができれば、どんな過ごし方をしたいかを聞いてみるのも良いでしょう。
あまり自分の意見を言わないタイプのお客さんであれば、確認しながらエスコートするように気を付けてみてください。確認の仕方のポイントとして、「大丈夫?」と聞かれると返答に困るので、「〇〇と〇〇ならどっちがいい?」「〇〇は嫌じゃない?」というような聞き方をしてみてください。
特別な日に240分コース
240分以上のコースは、デートとホテルを組み合わせて利用される方が多いです。クリスマスや誕生日、自分へのご褒美など特別な日に利用される場合も少なくありません。また、映画を見に行ったり、話題のスポットに出かけたりと、時間が必要なデートのときに利用されることもあります。
240分コースの過ごし方
長時間になるほど決まった流れはないので、過ごし方は少し難易度が上がります。240分コースの場合、120分をデート、120分をホテルという過ごし方もあれば、240分すべてホテルだったり、その逆で240分をデートに使うこともあります。セラピストの腕が問われるところです。
リピートのためにセラピストがおさえるべきポイント
240分以上の長い時間になると、デートの部分のエスコートが非常に大切になります。テーマパークに行く場合は事前に下調べをしたり、コース料理を食べに行ったりするときはマナーを勉強しておきましょう。外のデートでは、ホテルにいるときとのギャップを見せて、お客さんを自分のファンにする演出ができると〇。
また、ホテルによっては休憩の時間が3時間までとなっているところも多いです。事前にホテルで過ごすことが分かっていたら、4時間滞在することができる場所を探したり、可能であれば事前に問い合わせをしておくと良いでしょう。
ゆっくり過ごすお泊りコース
お泊りコースは夜にお客さんと合流し、そのまま一晩過ごして朝に解散するというコースです。お店によって開始時間が決められていることもありますが、基本的には8~12時間程度のコースです。お客さんの支払いも5~7万円と高額になり、その分セラピストの稼ぎも増えることになります。
お泊りコースの過ごし方
お泊りコースでは、ホテルに泊まったり、お客さんの自宅に呼ばれることもありますが、長い時間を過ごせるため、より恋人に近い雰囲気を味わえるところがポイントです。コースの時間は長いですがずっとプレイをしているというわけではなく、食事をしたりお酒を飲んだりして過ごします。ちなみに、もちろんですが本番NGです。お泊りコースで特別な雰囲気になっているからと言って本番禁止のルールは変わりません!
リピートのためにセラピストがおさえるべきポイント
恋人のようなイチャイチャが味わえるのがお泊りコースの良いところですが、セラピストとしてはどこからプレイをスタートさせるかが悩みどころ。恋人からいきなりセラピストに切り替わるのではなく、徐々にプレイを始められる雰囲気づくりが大事になってきます。ひとつのポイントとしては、お風呂やベッドの時間から始めるのが良いでしょう。
また、朝までのコースになるので仮眠をとることはできますが、お客さんより先に寝てしまう、朝なかなか起きない、というようなことのないように、お泊りコース中は気を引き締めましょう。
お店の個性が光るこんなコースも
通話コース
20分程度から60分程度まで、Skypeなどを利用して通話をするコースがあるお店もあります。アプリを使用して通話をするので、個人の電話番号やSNSアカウントがバレるということはありません。家にいても対応できるコースなので、忙しくてシフトをまとまった時間上げられないというときにも使えるコースです。
通話コースの過ごし方
通話コースの場合、お客さんと顔を合わせることがないので、事前にお店を通して料金を支払ってもらい、予約時間になったらセラピストから通話リクエストする、という流れです。女性用風俗店と言っても、エッチな会話をする必要はありません友達とお話するような気持ちで臨めば大丈夫です。
リピートのためにセラピストがおさえるべきポイント
通話コースでは相手の顔が見えないため、普段より丁寧な言葉遣いや落ち着いた声のトーンを心がけるとよいでしょう。相手が話してくれるときは聞き役にまわり、黙ってしまう場面は質問をしていくようなやり取りを意識しましょう。
通話コースでは、いきなり対面であう勇気のないシャイなお客さんもいるので、職業や彼氏の有無のようなプライベートに関わる質問をいきなりしないようにしましょう。
ひとつ注意したいのが、通話コースは単価が低めだということ。もし通話コースで相手が楽しんでくれていたら、通話コースのリピートにつなげるのではなく、デートコースや性感コースなど、実際に会ってもらうコースに誘導することを意識しましょう。
60~90分のデートコース
これもお店によりますが、ホテルに行かずデートだけを楽しむコースがあるお店もあります。セラピストの中には、身バレ防止やデートのエスコートが苦手という理由などから、デートだけの利用はNGという人もいます。
デートコースの過ごし方
デートコースは、基本的にはお客さんの行きたいところに行ったりやりたいことをしますが、コース自体の時間が短いので、遠出をすることはあまりありません。ショッピングやお茶をすることが多く、個室での利用をNGにしている場合もあります。
リピートのためにセラピストがおさえるべきポイント
ロングの性感コースと同じくエスコートが重要になってきます。時間が短く、お客さんにとって時間のロスはマイナスなイメージになるので、待ち合わせ近くにカフェやショッピングスポットがあるかはあらかじめ調べておきましょう。
通話コースと同様、デートのリピートではなく、次回は120分以上のプレイで案内できるように、もっと長くいたい、もっと二人きりになりたいと思わせるように心掛けると〇。
貸し切りコース
朝から夜までの丸一日の利用や、一泊二日(中には数泊することも)の旅行に利用されるコースです。貸し切りコースの予約はリピートのお客さんに限定しているお店も多く、初めての人にいきなり貸し切りされるということはありません。
貸し切りコースの過ごし方
240分以上のロングコースやお泊りコースと同様、過ごし方はそれぞれになりますが、基本的にはどこか遠出をしたり、デートを目的で予約されることが多いです。
以前私が店長を務めていた店舗では、「某テーマパークに泊りがけで行きたいので36時間の貸し切りをしたい」「出会って一周年なので、お昼に集合して夜景を見たり普通の恋人のデートをしてからホテルに泊まりたい」というような要望がありました。
リピートのためにセラピストがおさえるべきポイント
自分のリピートのお客さんが利用することになるので、普段相手が望むことにこたえていけば問題ないでしょう。
売れっ子セラピストに聞いたところ、普段の通常コースの利用のときから、デートに行くならどこに行くか、というような話をすることで、お客さんの気持ちが高まっていくとのこと。貸し切りコースを狙うなら、普段から二人の未来が見えるような話をしておくと良いかもしれません。
ただ、長時間一緒にいるとボロが出やすいというのも事実。リピートのお客さんだから気を許してしまいがちですが、エスコートやプレイに手を抜かないように気を付けましょう。一度に10万円以上の稼ぎを見込めるので、絶対に逃したくない予約です!
まとめ
このように、女性用風俗には様々なコースがあり、様々な使い方をされることがあります。 ホテルでのプレイが得意な人は180分コースを押していく、デートや恋人風の雰囲気作りが得意な人はお泊りコースを押していく、というように、得意にあったコースを見極めてアピールして予約をとっていきましょう!