普通のアルバイトと同じように、女性用風俗でも採用の前に面接があります。
これまでの経歴やどのくらいシフトに入れるかという部分ももちろん考慮されますが、容姿や印象など女性用風俗だからこそチェックされるポイントもあります。
今回は女性用風俗の店長をつとめていた筆者が、面接のときに必ず確認している5つの項目をお伝えします。実際にこんな人が面接で来たときは、不採用にしていました…! リアルな意見、ぜひ参考にしてみてください。
待ち合わせ時間には早くても遅くてもダメ!
待ち合わせ時間が重視される理由とは?
女性用風俗は、予約時間にセラピストとお客さんが合流することからサービスが始まります。ですので、時間が守れる人間であることが大切です。そのため面接でも、時間通りに来るかどうかは重要なポイントになってきます。
ドタキャンや連絡なしの遅刻は、その時点でもう採用されないと思っておいたほうが良いでしょう。もし遅れる場合は、その理由と何分後に着くかまで伝えられるとリカバリー可能かもしれませんが、基本的にはなるべく時間通りに到着できるようにしましょう。
ベストな待ち合わせ方法とは
では、何分前までに行けるようにしておけば良いのでしょうか?
実は女性用風俗では、早すぎる到着もよくないとされています。周りから目立ってしまい、合流するときにお客さんが人目を気にしたり、お客さんに「セラピストを待たせてしまったのでは」と気を遣わせてしまうことがあるからです。
理想の待ち合わせ方法は、15分前には待ち合わせ場所の近くにいること。そして5分前に到着することです。
採用したいのは、きっちり5分前行動ができる人
では実際にどんな人を採用していたのかというと、5~10分前にきちんと来られる人です。正直、15分以上早く来る人は減点していました…。接客業なのでいかに相手のことを思いやれるか、相手の状況を想像できるかが重要だと考えていたので、自分勝手に早く来すぎるというのは、「女性の気持ちに寄り添えないかも…」と判断する一つのポイントにしていました。
イケメンじゃなくてもいいが清潔感がないとダメ!
清潔感が重視される理由とは?
女性に選んでもらう仕事なので、面接のときにはやはり、容姿が見られます。ただイケメンであれば受かるかというとそうでもなく、重要視されるのは清潔感です。逆にフツメンであっても、清潔感があり人柄がよければ採用される可能性は高いのです。
すぐに清潔感を出せる方法とは
すぐにでも清潔感を出せる方法は、服装を変えることです。しわや汚れのない服装で整えましょう。もし余裕があれば、靴のかかともチェック。すり減っていないものを選ぶと〇。
また次に変えるところが、髪型です。伸びているようであれば短く整えて、ワックスなどできちんとセットしましょう。
そして意外と見られているのは手の爪。女性用風俗では女性の体に触れることが多いので、指の先が汚いと印象が悪いです。爪切りで短く切って、先端はガラスのヤスリで削ると、引っかかりもなくキレイに仕上がります。
もし時間とお金に余裕があれば、ひげの脱毛をしたり、筋トレをして体を鍛えると、さらに印象がアップします。
採用したいのは、背筋が伸びている人
実際には、面接の時点でよれよれの服を着ていたり、ひげを剃っていないような人は不採用にしていました。清潔感もそうですが、やる気や仕事への熱意もそういったところに現れてくるからです。面接ですらちゃんとした格好をできない人が、異性の前でちゃんとできるとは思えません。
反対に、服装が多少ダサかったり、イケメンでなくても、髪、ひげ、爪がちゃんと整えられている人は採用していました。そういう人は背筋もよく、受け答えもはっきりしていることが多かったのです。
個性的すぎるファッションはダメ!
ファッションが重視される理由とは?
プライベートではどんな格好をしても問題ないのですが、面接では予約が入ったときにする格好を前提にコーディネートしていきましょう。
面接のときに個性的すぎるファッションをしていると、お店によっては「店のブランディングと違う」「個性が強くて扱いが難しそう」と思われてしまうことも。特に女性用風俗は、「きちんと感」「さわやかさ」を大事にする店舗が多いので、あまり尖り過ぎた服装は受け入れられにくい傾向があります。
女性用風俗でウケる服装とは
無難に好印象を与えられるのはやはりジャケットです。落ち着いたカラーで、自分のサイズに合っているものを選ぶと良いでしょう。夏でジャケットを着られないときは、なるべく生地が厚めのTシャツを選ぶときちんと感が出て好印象です。
NGなファッションとしては、ダメージ加工されている服は清潔感・きちんと感が出ないので避けましょう。ストリート系も好みがあるので、面接や新規のお客さんのときにはほかを検討したいところ。ビジュアル系やスジ盛りホスト系の服装も、今の流行とは外れているのでプライベートで楽しみましょう。
採用したいのは、意見を聞いてくれる人
実際にはどんな人を採用したかというと、「服装をこうしてほしい」「こんな服が似合うと思う」という意見を飲みこんで、その通りにしてくれる人です。セラピストに求められるのは一点突破の個性よりも、大多数が好む無難さ。個性を出すのは売れてからでいいんです。
自慢ばかりはダメ!
自慢話が多いと嫌われる理由とは?
接客中は、プレイはもちろんおしゃべりを楽しむ女性客も少なくありません。話していて楽しい人であれば面接も通りやすくなりますが、逆に自分の話が多かったり自慢が多いと印象は悪くなってしまいます。特に注意したいのは女性経験についての自慢話です。NG例を紹介します。
「風俗によく行くので客の求めていることはわかる」
男性用風俗と違い、接客する相手は女性です。男性は射精したいと思って風俗を利用しますが、女性は射精しないので、肉体的快感だけでなく精神的な寄り添いを求めてきます。利用目的が違うので、風俗経験の多さはアピールポイントにはなりません。
「女性経験が多いので扱いに慣れている」
ワンナイトばかりで長く付き合った経験が少ないと、あまりプラスの印象を与えることはありません。ただ、もしアピールするのであれば、多くの女性を口説き落とせたコミュニケーション能力をアピールするほうが、望みがあるかもしれません。
また、女性経験の多さを話すときに「女性が好き、女性とたくさん触れ合いたい」と言ってしまうのもNG。女性を楽しませるのではなく、自分の欲求を満たしたいという自分本位な印象を与えるので、採用されないケースが多いです。本番行為をするのでは、と疑われて危険視されることも。
面接官の心をつかむ話し方とは
セラピストの面接では、聞かれたことにちゃんと答えることが採用の第一歩です。聞かれていないことにまで答える必要はありません。実際の接客では、女性から意見や気持ちを聞き出す力が必要になってきますので、過度なアピールは控えましょう。
採用したいのは、目を見て話せる人
コミュニケーション能力を測る手立てとして、トークと同じくらい重視していたのが、目を見て話せるかどうか。できているようで意外とできていない人、多いです。目を見て話せるだけで女性からの評価はかなりあがります。もし恥ずかしくて目が見られないという人は、相手の鼻を見てしゃべるのがおすすめです。
やる気がないのはダメ!
やる気がない人が採用されない理由とは?
風俗は楽に稼げる、と考えている人も多いと思いますが、女性用風俗はまだ歴史の浅い業界です。まだまだ知らない人も多く市場規模も小さいです。だからこそ、店舗と一緒になって頑張ってくれる人を採用したいと考えている女風店経営者は多いです。受け身な姿勢だったり積極性が感じられないと、採用されないことも。
やる気をアピールする方法とは
やる気をアピールするのに重要なのは、女性用風俗のことを知ろうとする姿勢です。例えば面接を受けるお店のコンセプトや独自のサービスを頭に入れておいたり、ポータルサイトを見て有名な店舗をある程度把握しておくなどすると、面接官も一目おいてくれるはず。
採用したいのは、腰が低い人
風俗業界だからなのか、面接でもこの仕事を舐めている人がかなりの割合でいます。「売れっ子にしてくれるんでしょ?」という態度で来る人も…。アイドルとは違って、セラピストはサービスを提供する側。やる気がない、横柄、手抜き…どんなにイケメンでも、サービスがダメだとリピートはつきません。結局、謙虚で真面目な人にお客さんは集まってきます。
まとめ
すぐ変えられることからじっくり考えてみたいことまでNG事項と改善方法を5つご紹介しましたが、いかがでしたか? これ以外に面接では、一般的なアルバイトと同じように自己PRや志望動機も聞かれるので、当日までに準備しておきましょう!